一目瞭然の車格差、125ccクラスでハッキリ分かれたキャラクターの違いとは⁉︎
こんにちはムカウです。
今回は以前乗っていたアドレスV125SとPCX(JF81)との比較インプレッションを私なりに書いてみたいと思います。
実はこのアドレス私の親のバイクでして、バイクが故障で乗れないときなど代車代わりに乗りまわしていましたw
さすがの足付きと取り回し!
身長178cm、体重64kgの私が乗って両足ベッタリで膝も余裕があります。
50ccのスクーターと比べればボリュームありますが女性でも不安の少ないサイズだと思います。
駐輪場から出す時もこのサイズが効いていて押す引くの取り回しも良く男性ならばリヤキャリアを持ち上げケツを振ることも難しくないです、この辺りはホイールベースも長く130kgあるPCXと明確な差があります。
さらにその軽さを生かし、停止状態から車体を傾けUターン ならぬVターンが出来ます。
若さ溢れる方ならこのままアクセルターンですねw
さてイイことが多い「コンパクト」さですが大型の男性には「仇」となることがあります。
できる限りシート後方に座ってこの状態ですが少しでも前に座ると…
膝が当たります(涙)
シートもクッションふんわりなのは良いとしてポジションがTHEスクーターなので踏ん張りが効かずブレーキ強で結構「ズレ」ます。
さらにハンドルを切れば
仕方ないんですけどね…
発信直後に右左折して足を上げる時ヒザ蹴りをかましかねないので
ガニ股ぁ〜(IKKO風)
又の名を「オッさん乗り」と言います。
私は足を伸ばすとしっくりこなかったのでこのスタイルでした(冬寒いです)。
ライディングフォーム番外編
タンデムステップを使えるのもV125シリーズならではで、ハンドルと膝にスペースも出来るうえにカカトでバイクを挟めるのでコーナーも安定しますが
ダサイっすw
されてる方には申し訳ないのですが。
私も何度かしましたがこっ恥ずかしくて…
総合的にはJF81の勝ちだと思います。
低速時と停車時の「安心感」はアドレスが優位ですがポジションがどうしようもありませんし「腰痛攻撃性」が高いのも否めません。
収納性と積載性
シート下はヘルメットが横向きに入ります。
残念ながら私の「OGK アサギ」を試せませんでしたが、写真のヘルメットは「ヤマハ YJ-14」です(YJ-17は入らなかったそうです)。
足元スペースもフラットで格納式のカバンホルダー、左右に広がるフロントインナーラックもタオルやグローブをグイグイ押し込めます。
入りそうで入らないJF81に比べるとここはアドレスの勝ちだと思います。
キャラクターの違う2台の走行性能
何をもって「走り」が良いかは難しいところですが、今回は「一般公道」において比べたいと思います。
アドレスはそのコンパクトさゆえ、「機敏」で「扱いやすい」です。
信号ダッシュや駐車場などでの切り返し、大きな声で言えませんが縫うようなすり抜けも得意です。
曲がる時の挙動も大きく異なります。
「命令」されると即座に対応するアドレスと、ワンテンポ置いて動き出すJF81。
一概に言えませんがコーナーリングの仕事としてはJF81の方が良く働いてくれます。
部下に例えるなら
自分の仕事を差し置いてすぐに「命令」を実行し始める入社2年目のアドレス君と
「オレも忙しいんスけど」といらん一言が出てから実行する入社8年目のJF81君、仕事は確実にこなすものの一言多いんだよなぁ。
飲みに連れて行くならアドレス君ですw
その反面、「高いスピード域」と「長距離」ではJF81の圧勝です。
高回転の扱いやすさもスロットルでスピードを微調整できるJF81に対し、アドレスはプアな印象を受けます。
二台の走行能力は
時速0〜50kmまで、距離5km以内ならばアドレス
時速50〜○○○kmまで、距離5km以上ならばJF81と棲み分けが出来てると思います。
ジャッジメント!(ハーデス風)
移動するための道具として判定すれば
近距離で軽い取り回しが欲しい方にはアドレスV125S
長距離で大型の方にはPCX(JF81)と判定します。
したがって私の身長と通勤距離(片道20km)からこの勝負、PCX(JF81)の勝ちとします!
しかしアドレスV125には思い入れもありまして初期のK5にも乗っていた事がありました(今回のV125SはL0と呼ばれたりします)。
勢いでボアアップや駆動系をこねくりわまし強烈な状態で通勤に使用していましたが、有り余るパワーを各部が受け止めきれず故障を繰り返しエンジンとマフラー以外ノーマルへ戻し最期はドナドナされて行きました。
私に通勤で使うバイクはノーマルがイチバンと教えてくれたバイクでしたw
久しぶりに乗ったアドレスV125Sはやはり優秀で、K5に比べると若干重くなってますが気にならない程度ですし(停止状態で傾けると後方が重くなったことがわかります)誰にでも受け入れてもらえる稀有な125ccスクーターだと思います。
50ccが無くなるという話もあるようでそうなった場合、代わりを担えるバイクがアドレスV125シリーズと思っていましたがもう生産されていないようで…。
残念で哀愁を感じてしまうのは私も歳をとったということでしょうか。